パーソナルジムを利用する年齢層とは
筋力の衰えや代謝の低下を感じて、パーソナルジムに通いたいと思っても「若い人ばかり？」「女性が多い？」と思っている人も多いのではないでしょうか。
運動が得意で鍛えたい人が行く場所と考えて、パーソナルジムに通い始めることをためらってしまう人も多くいます。また、もうこんな年だし、今更トレーニングなんて……と考える人も少なくありません。
そこで今回は、パーソナルジムに実際に通っている年齢層や男女比について、わかりやすく解説します。
通っている人の年齢層や男女比を知ると、イメージしているパーソナルジムより、ずっと通いやすく感じるのではないでしょうか。
年齢層は
パーソナルジムに通っている年齢層で最も多いのは、30代から40代です。イメージ通りと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、これ以外の年齢層が圧倒的に少ないというわけではありません。
30代から40代に次いで多い年齢層は、50代、それから20代と続きます。
そして、実は60代の年齢層も少なくありません。なかには親子でパーソナルジムに通っている人もいます。
特に60代以降では、子育てや仕事が落ち着き、健康に気を遣いたい人が多く、ダイエットや筋肉トレーニングを目的とするより、健康のためにトレーニングを行いたいと考える人が多いようです。
また、時間や経済的にも比較的余裕ができ、自分のやりたいことをやるためにパーソナルジムに通いたいと思う人が多い年齢層です。
男女比は
パーソナルジムに通う男女比は、女性のほうが若干多いといわれています。
しかし、圧倒的に女性が多く男性が珍しいということはありません。
また男女比は、パーソナルジムのスタイルによって異なる場合も多いです。ダイエットを中心にしたメニューを多く用意しているパーソナルジムには女性が多く、筋肉トレーニングを重点的にしているジムには男性が多い傾向があります。
また、時間帯によって利用する男女比が変わることも多いです。
パーソナルジムでは夜間の時間帯では仕事帰りの男性が多く、昼間は女性が多い傾向があります。
パーソナルジムを選ぶときには、自分のライフスタイルに合わせて、通いやすいところを選びましょう。
年齢は問わない
もう歳だから、パーソナルジムでトレーニングなんてなんだか恥ずかしいという人がいます。
しかし、パーソナルジムは、それぞれに合わせたトレーニングを行い、個人の目標設定を行えることが特徴です。
むしろ、年齢は関係なく目的によってメニューが変わることが多いと考えましょう。
もともと運動していた人であれば筋力アップを目的としたり、健康維持が目的であれば、無理のない全身運動を続けたりするメニューを組めます。
つまり、「若いから」「男性だから女性だから」というだけの理由ではメニューが作られないのです。
自分の目標に適したトレーニングはどのようなものであるかをトレーナーと相談しながら決めていくことで、年齢層や性別に関係なくトレーニングを続けられます。
単にトレーニングするだけの場所ではない
パーソナルジムと聞くと、本格的なマシンを使って筋肉を鍛え上げ、肉体改造を行う場所をイメージしている人は多いのではないでしょうか。
運動が得意なわけではないし、本格的な肉体改造をしている人に気を遣うと考える人もいます。
もちろん、肉体改造や筋量増強を目的にパーソナルジムに通っている人もいます。
しかし、運動する習慣を身に付け、トレーナーの指導のもと、生活の質を向上させる目的でパーソナルジムに通っている人もいます。
年齢が高く、体力が衰えているからといって、運動を避けると、さらに筋力が弱まってしまいます。
高齢者といわれる層でパーソナルジムに通っている人は、単にトレーニングをする場所としてではなく、運動をすることで、健康に気を遣う意識を高める場所として利用していることも多いです。
効果は年齢層に関係なく現れる
当たり前ですが、年を重ねれば筋肉は衰えます。筋肉量が少なくなり、代謝が下がることも珍しくありません。また、体の痛みや不調を感じることも増えるものです。
そんなときは自分に合ったトレーニングを続けることで、どの年齢層であってもトレーニングの効果を得られます。
代謝や順応性は、若い年齢層のほうが高いことはいうまでもありません。
そのため、トレーニングの効果が早く現れるのも、若い年齢層です。しかし、若くないからといって、トレーニングが無駄ということはなく、どの年代層でも効果は現れます。
どのような目的を持ち、どのようなメニューが適しているかを考えることで、効果を得られるトレーニングに取り組みましょう。
年齢に応じたメニューを
パーソナルジムのメニューで、大切なことは目的の設定です。目的の設定に無理があれば、トレーニングそのものを長続きさせられません。
体の状態やライフスタイルを考慮して、メニューを考えましょう。
骨格が成長段階にある若い年齢層では、成長の度合いや筋力にあったトレーニングが必要です。
成長段階にある骨格に過度の負担をかけると、成長の妨げになったり、怪我の原因にもなったりしてしまいます。
一方で、高い年齢層では、自分の筋力に合ったトレーニングが必要です。
また運動で凝りをほぐすことによる痛みの緩和や、基礎代謝を上げることでの不調改善などの効果も期待できます。
まとめ
今回は、パーソナルジムに通う年齢層や男女比について、お話ししました。
パーソナルジムによって異なるものの、女性のほうが多く利用している傾向にあり、最も多い年齢層は、30代から40代です。しかし、60代以降でパーソナルジムに通っている人も少なくありません。
60代以降の年齢層の利用者は、本格的な筋肉量の増強というよりは、健康を維持するための運動習慣を身に付ける目的の人が多いです。
パーソナルジムに通うときには、年齢層に関係なく、目的やライフスタイルを考えて、自分に合ったメニューをトレーナーと相談して決めることが大切です。
このとき、体に不調や痛みがある場合にはあらかじめ伝えるようにしましょう。
トレーニングの効果は、若い年齢層のほうが早く得られます。
しかし、自分に合ったトレーニングを続けることで、どの年齢層であってもトレーニングの効果を実感できるのです。
「もう年だから」「普段から運動なんてしていなかったし」とためらうのではなく、自分に合ったトレーニングを探してみてはいかがでしょうか。